令和4年度 箕面商工会議所青年部 会長所信

「一期一会」

~確かな絆で次代を築こう〜

箕面商工会議所青年部
会長 水沼 博

はじめに

 令和2年初めより猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受け対面での交流が難しい中、箕面商工会議所青年部(以下、箕面YEG)の会員も経済活動はもとより、青年部活動にも新しい様式を取り入れた運営を続けています。そして、昨年度はインターネットを通じた交流に多くの会員がやっと慣れてきたように感じます。また、一時は、開催を危ぶまれた東京オリンピックも一年の延期の後に、有観客での開催をすることができました。このあたりから、ワクチンの効果もありますが、人々の意識に変化が生まれ、巣籠り生活から各々が感染対策を行ったうえで、行動を伴う経済活動、対面交流へ移行し始めました。新型コロナウイルスは収束し始めましたが、私たちの生活に影響を与える要因は、豪雨被害、地震などの災害や、金融恐慌など多岐にわたります。一方で、令和5年の北大阪急行線延伸事業に伴う新駅の開業や、令和7年(2025年)の大阪・関西万博の開催など明るい話題もあります。だからこそ、私たちは情報を先取りし、常に時代の変化に対応できる知識を箕面YEGの会員に提供して、若い力で住みよい箕面市の発展に貢献します。

頼れる仲間づくり

 昨年、創立35周年を迎えた箕面YEGは、会員数が100人に達しようとしています。会員数が多いほど多様な知識を得る機会が増えることから箕面YEGは活性すると考えていますが、逆に多様なビジネススタイル、生活スタイルの方も増えることで全員が同じ価値観や同じ時間帯で参加することが難しくもなります。これは、折角の機会を逃し箕面YEGのメリットを見出すことが難しい会員を産むことに繋がります。箕面 YEGでは、多様な会員が増えたように、多様な機会の提供を行うことでより活動しやすい環境づくりを行い、さらなる会員数の増加によって益々の活性化を実現します。

地域経済の活性

 箕面市唯一の総合経済団体である箕面商工会議所(以下、会議所)の青年部である箕面 YEGは、会員それぞれが自らの所属する事業所を代表して活動に参加しています。それぞれの会員は、箕面YEGでの活動を通して多様な視点を培い、多角的な視点から問題を解決する資質を養います。また、会員の求めるセミナーや講習会、研修会をヒアリングすることで積極的にそれらを開催して会員の事業所の活性化を行います。

街の魅力づくり

 箕面市には、毎年100万人以上の観光客が訪れる明治の森箕面国定公園をはじめ、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と自然豊かな街です。冬は樹氷や氷柱を楽しむことができますが、年末には澄んだ空気の中、美しいイルミネーションで箕面市の人々はもとより、近隣市街の方々の思い出作りに貢献して四季を通した箕面市の魅力の向上に貢献します。また、会員はイベントの企画、運営に参加することで地域に対する誇りを醸成し、郷土愛を育みます。

箕面まつりへ参加

 箕面市の風物詩として欠かせないものに「箕面まつり」がありますが、残念ながらこの2年もの間、新型コロナウイルスの影響で開催が中止されています。新しい生活様式のように変化を受け入れて生活が向上することもありますが、風物詩として変わらないことで想い出を育み、箕面市の人々に郷土愛を育むこともあります。その一助となりますように、箕面 YEGも変わらずに箕面まつりに参加をし、お化け屋敷を開催します。また、会員同士は共同して、来場者に楽しんでいただけるように企画・運営することで、さらに結束を高めることができます。

ブランディングの確立

 すべての会員は仕事をしながらも、自らの事業所を代表して箕面YEG活動のために貴重な時間を割いて参加しています。そして、すべての活動は交流やセミナー等によって自らの事業所に活かされる事ばかりです。箕面YEGでは、会議所広報誌やホームページから活動情報を公開して、更に箕面市の方々に箕面YEGを認知していただき一緒に活動してもらえる仲間を増やします。 

スケールメリットの活用

 箕面YEGは、日本商工会議所青年部にも加入しています、この繋がりを活用することで会員は、大阪府下、近畿一円はもとより日本中の情報を得ることができ、そして日本中にビジネスパートナーを求めることができます。そのきっかけとなるのが各種大会などです、近隣団体との交流も含めそれらを様々なビジネスチャンスとするために参加しやすい環境づくりを行います。

デジタル技術を活用

 箕面YEGもコロナウイルスの影響で例外なくIT化やDXを求められています。全国のYEGのグループウェアであるエンジェルタッチの普及もそのひとつです。エンジェルタッチの使用方法説明やWeb会議システムなど、活用と同時に会員への利用推進を行い、会員の事業所でのDXの一助としていただきます。

最後に

 私たちを取り巻く環境は、ITやインフラをはじめとしたものから、地域を巻き込むイベントまで様々な分野で目まぐるしく変化しています。同時に私たちは、変化に適用しながら持続的に成長し、変革に挑戦し続ける必要があります。これからの次代を担う若い力が集う箕面YEGだからこそ、多様な経験から得た知識を持ち寄り、シナジー効果で箕面市の経済に貢献し、会議所の一翼となることで箕面市の発展に寄与してまいります。

令和4年度 箕面商工会議所青年部 職務分掌

  1. 総務委員会
    1. 総会の設営及び運営(4月、11月)
    2. 定例会の設営及び運営(6月・8月・10月・12月)
    3. 理事会・執行部会の設営及び運営(通年)
    4. 会員備品の管理、部室の清掃管理(通年)
    5. エンジェルタッチの管理、普及(通年)
    6. 規約・規程の整備(通年)
    7. その他、本委員会の目標達成に必要な事業
  2. 渉外委員会
    1. 卒業式の企画並びに設営及び運営(3月)
    2. 大阪府青連、近畿ブロック、日本YEGとの連携(通年)
    3. 近隣諸団体との連携と情報共有(通年)
    4. その他、本委員会の目標達成に必要な事業
  3. 地域活性委員会
    1. 定例会の企画並びに運営(10月)
    2. 箕面イルミナイト事業の開催(12月)
    3. その他、本委員会の目的達成に必要な事業
  4. 研修委員会
    1. 定例会の企画並びに運営(8月)
    2. お化け屋敷事業の開催(10月)
    3. 北地区合同例会の企画並びに運営(2月)
    4. その他、本委員会の目的達成に必要な事業
  5. 拡大交流委員会
    1. 会員交流事業の実施(6月)異業種交流会等
    2. 会員拡大の推進(通年)日帰りバス旅行等
    3. 同好会の推進と協力
    4. その他、本委員会の目的達成に必要な事業
  6. 広報委員会
    1. 定例会の企画並びに運営(12月)
    2. 親会会報誌青年部ページ誌面作成(通年)
    3. 公式ホームページ、公式SNSの更新、管理(通年)
    4. 名簿、名刺の企画、作成(通年)
    5. その他、本委員会の目標達成に必要な事業
  7. 事業支援委員会
    1. 定例会の企画並びに運営(6月)
    2. ビジネス支援となる事業(9月)
    3. 海外研修の実施(3月)
    4. その他、本委員会の目標達成に必要な事業

組織図